「36万件」この数字は何だと思いますか?
これは日本の美容室・理容室の数です。なんとコンビニエンスストアの6倍の数を誇るのです。
そしていまの日本の美容室業界では2つの競争が起きています。
・経営競争
・人材獲得競争
この2つです。
どちらの競争も今後も増加が見込まれる美容室の業界で生き残るうえで最重要です。しかし、顧客の獲得以前に、人材獲得は事業の成長に欠かせないのもので、人材採用が上手くいくかが、今後の経営のカギを握るといっても過言ではないのです。
そこでこの記事では、美容師の採用に向いている6つの採用手法を紹介させていただきます。
採用のために何を行えばいいか分からない、という方も多いと思います。そんな方に企業やお店の状況に合った最適な採用手法をご紹介します。
美容師の採用に適した方法を選ぶ際のガイドライン
美容師を採用したいときには、まず採用手法の検討を行います。
ここで大切なのは、自身の美容室に合った採用手法を選べるかということです。そのためにはまず、“自身の行いたい採用について”を整理する必要があります。
考えることは、3つです。
費用をかけられる
or かけられない |
予算がどのくらいかけられるかによって、採用週報の選択肢が変化してきます。
採用コストの目安を整理しておきましょう |
今すぐ
or 長期計画 |
いつまでに採用したいのかを考えておくことも重要です。
採用までのスピード感によって、最適な採用手法が変化してきます。 |
年齢が若い
or こだわらない |
希望の年齢層を把握しておくことで、最適なアプローチに繋がります。経験やスキルのみならず、年齢層まで考えられると、効果的な採用に繋がります。 |
上記の表から自身の行いたい採用方向について、整理できましたか?
3つの要素を考えることができれば、最適な採用手法を選択できることに繋がります。
美容師の採用成功の鍵、魅力的な求人票
採用の成功のカギは求人票の作成といっても過言ではありません。
求人票の内容が薄く、お店の魅力を十分に伝えることできないと人材の獲得に繋がりません。せっかく最適な採用手法を選んでも、魅力が伝わらず応募が獲得できなかったらもったいないです。そうならないためにも、求職者からどう見えているか、を意識して求人票を作成しましょう!
例えば給与欄に「月給20万円以上」と下限の給与が書いてあるのと、「月給20万円~35万円」のように上限の幅まで書いてあるのでは印象が違うのではないでしょうか。
後者では、経験によって30万円台の可能性もあることが分かり、給与に対するイメージが付きやすくなります。
さらに経験年数別の月給例や年収例を記載することで、より入社後の給与アップもイメージしやすくなります。
また、店内やスタッフの雰囲気が分かる写真・動画などにもこだわることで求職者にとって、安心して応募できる環境を伝えることができます。
ちょっとした工夫によってライバルと差をつけることができるので、求職者からの見え方を意識して効果的な求人票作成をしていきましょう。
自身の美容室の魅力や風土を伝えきれていないのではないか…という方は最後に説明しますが、プロに頼るという方法もあるので覚えておいてください
美容師の採用に適した6つの方法
①人材紹介・人材派遣
②美容業界専門の求人サイト
③総合求人サービス
④求人検索エンジン
⑤リファラル採用
⑥SNS・ホームページ
採用手法は主にこの6つがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
採用方法1 | 人材紹介・人材派遣
人材紹介は採用の確実性が高く、希望条件にマッチする人材の紹介を受けられるサービスで、主にアルバイトではなく正社員採用を前提とした採用を行えるサービスです。
美容師は国家資格が必要となるため、美容業界に強いエージェントの利用をすることでより効率的に採用を進めることができます。
人材紹介に依頼した場合には、手数料が発生し、人材の年収の20~30%が一般的と言われています。しかし、美容業界専門の人材紹介会社の中には手数料が安く済む企業もあるので、自身の予算に合わせて、エージェントを選ぶことが重要です。
人材派遣は前者と違い、スタッフを自社で雇用しません。
スタッフの給与は、派遣会社の手数料を差し引いた金額が派遣会社から支払われます。
一般的なアルバイトの時給より高くはなりますが、派遣期間の満了時に契約を終了できるので、繁忙期や急に人手が必要になったときなど、一時的な人材ニーズを満たすことができるサービスです。
採用方法2 | 美容業界専門の求人サイト
美容室で働きたい人向けの求人サイトのため、美容師経験者や美容室での就労を希望する未経験者を採用したい場合に向いている方法です。
美容業界専門の求人サイトの中には、学生向けに求人広告を掲載できるものもあり、若手の人材の効率的な採用をすることができます。
また費用は、大手総合求人サイトに比べて割安です。しかし、成功報酬型の料金体系を採用しているサービスもあるため注意が必要です。
採用方法3 | 総合求人サービス
総合求人サイトは、美容師に限らずさまざまな職種の求人情報を総合的に扱うサービスで、雇用形態も正社員やアルバイト、パートなど様々です。
有名な大手総合求人サイトの登録者数は、約1,000万人にもなりますが、現役美容師の登録は多くはありません。
他の仕事に就いている元美容師や美容師資格保有者との出会いは期待できるかもしれませんが、採用の効率はあまりよくありません。
しかし求人票はプロが作成してくれるため、費用はかかりますが楽に採用を進めることができます。
採用方法4 | 求人検索エンジン
求人検索エンジンは『Indeed』や『スタンバイ』といった、インターネット上に掲載されている求人情報を横断的に検索することができるサービスです。
求人検索エンジンの料金体系は、求人の掲載にかかる費用が無料で、求職者が求人票を閲覧した場合にのみ費用が発生する、クリック課金式を採用しています。
美容師のように長期的に掲載することが採用に有効な職種は、掲載費用が発生する求人サイトでは、費用に余裕がなければ利用し続けることができません。
それに対して掲載費用が無料の求人検索エンジンは長期掲載が行いやすくなります。さらに求人検索エンジンは全国の求職者が利用しており、地域を問わず活用できる点もおすすめできる点です。
採用方法5 | リファラル採用
リファラル採用とは、従業員から友人や知人を紹介してもらう採用手法のことです。
従業員から紹介してもらうため、採用候補者の経歴や人柄を事前に把握しやすく、また候補者も従業員を通して仕事内容や雰囲気を聞くことができるため人材のミスマッチが少なくなります。この強みから採用につながる可能性が高い採用手法になっています。
紹介者にはインセンティブを設けることが一般的ですが、他の採用方法にかかるコストと比較すると、決して高くありません。
特に美容師の場合は、国家試験の受験資格を取得するために美容専門学校を卒業しているため、学生時代の友人はそのほとんどが採用候補者となり得ます。そのため、美容師という職種はリファラル採用との相性が良いといえます。
高額な費用をかけずに人材の採用が期待できるメリットの多い採用手法ですが、従業員に紹介したいと思ってもらえるような職場環境を作ることが重要です。
採用方法6 |SNS・ホームページの運用
SNS・ホームページを活用した採用手法は無料で実施でき,特にSNSは普段から使用しているツールであるため、気軽に取り組めるのがポイントです。
またホームページは情報量に上限がなく、魅力を余すことなく伝えられる訴求力の高さも魅力的です。
アカウントのフォロワーはもちろん、お店のホームページも見られる機会が多いため、美容学生や美容師資格保有者にも求人情報を発信することができ、お店に興味を持っている人材からの応募が期待できます。また画像の投稿もしやすいため、お店の雰囲気を伝えやすいのも特徴です。
しかし、ただアカウントを作っただけ、サイトを作っただけでなく、それらを運用して効果的に採用活動を行う必要があるため、一定に時間と知識を必要とします。
上記の広告手法から、自身の美容室にあった最適な広告手法を選びましょう!
選択肢を組み合わせて、欲しい人材により効果的にアプローチをかけてもいいと思います。
しかし、「結局何から始めたらいいかわからない」「通常の業務にプラスして、SNSやホームページの運用もするのは大変」と思う方もいるかもしれません。
そのような方はぜひプロに任せてみてはいかがでしょうか?
SYCLEならば求める人物の明確化から、求職者のニーズをとらえた魅力的なサイトの作成・運用、SNSの活用などを一手に任せることができます!
SYCLEなら、継続的な求職者からの応募、採用したい人物へのアプローチ、という状況をかなえることができます。
LINEでの無料相談も行っているので、ぜひお気軽に相談してみてください!
最後に
厚生労働省の衛生行政報告例によると、美容室の店舗数は2011年以降、毎年過去最高を更新しています。
このままいくとさらに厳しい人材獲得競争になることは避けられません。上記で紹介した採用手法を駆使していきましょう。
美容師の採用では最適な採用手法を選択することがとても大切です採用では悩むことが多いかもしれませんが、採用の方向性を整理、求人手法の選択、求人票でのアピールを1つ1つこなしていくことで欲しい人材の獲得に繋がります。
また、通常の業務にプラスして知識と時間が必要なSNSとホームページの作成・運用はプロに頼り効果的に採用を進めるのもいいでしょう。
優秀な人材の獲得競争を勝ち抜き、さらに激化する美容業界の競合も勝ち抜きましょう!