美容室の課題の1つとして「人手不足」があります。
近年美容師の資格保有者が減少していますが、美容室の数はどんどん増加しています。採用競争に勝ち抜くことが、今後の美容師業界を勝ち抜くことに繋がります。
ではどう採用を増やせばいいのでしょうか？一緒に考えてみましょう。
採用が上手くいかない・募集がこない美容室の特徴
「求人を出してもなぜ応募が来ないのか」そう悩むかたは多いでしょう。しかしそれには理由があります。
近年では大きな変化を遂げる採用の現場で過去のやり方に固執してしまっては、採用がうまく行く可能性は限りなく低いのです。過去と現在でどのような変化があり、今後どのような採用を行っていけばいいのかを考えてみましょう。
1.求人広告に頼っている
応募者がなかなか集まらない原因の一つが、求人広告に掲載していることに満足してしまい、改善とその他の手法を検討しないことにあると思います。求職者は求人広告のみを頼りに、求職活動を行っているわけではありません。SNSや、美容師向けの集客サイトなど、様々ある美容室の情報から「魅力的で働きたい美容室」を探しています。
有名店や、大型チェーン店は注目されますが、中・小規模の美容室は、求職者の目に留まらないことも多いでしょう。ただ求人広告を出すだけでなく、欲しい人材の明確化から、その人物にあったアプローチをすることが近年では重要になっています。
2.過去の採用方法を見直さない
流行に敏感な美容業界で、同じやり方を繰り返していては、求職者のニーズに取り残されてしまいます。「採用方法の見直しを行っていない」という美容室がある一方で、会社規模が小さくても、「前年の採用活動を振り返って、良点・反省点を模索し、課題を見つけ新しい施策を行っている」という美容室もあります。
課題の分析をして、それを次に活かすことは成果を出すために非常に重要なことです。同時に、新しい採用手法は競合他社が少なく、情報感度の高い優秀な人材が多いことも考えられます。
3.自社のコンセプトやターゲットが定まっていない
「どのような美容室でありたいか、どのような人と一緒に働いていたいか」を明確にしていなければ、欲しい人材は集まってこないですし、採用を成功させることはできないでしょう。「アットホームな美容室」「明るい雰囲気」と掲げている美容室は、沢山あるでしょう。「新規事業を立ち上げ、自立して活躍できる美容師を育てる」や「自社の方向性に共感し、行動力をもって共同できる人」など、他社にはない強みを確立させることも大切です。
採用活動の手順を紐解く
悩みとして多くあげられるのが、「何から始めればいいか分からない」というものです。
採用活動の成功のカギを紹介するので、自身の美容室に当てはめて考えてみてください
求人広告の見直しをする
求人広告のみでは、採用に繋がるのは中々難しいのが現状です。そのため既存の広告内容をこまめに見直すことが重要になってきます。1度掲載して反応が薄かったものを、長く載せていても効果的とは言えないです。ブラッシュアップを繰り返すことでより効果的な採用に繋がるのです。
広告を出す際には、広告代理店と話し合い、自社の求める人物にアプローチできているかや、自身の美容室が魅力的に映っているかなどを相談するのも効果的でしょう
美容学校の先生方との信頼関係を築く
新卒採用においては、美容学校へのアプローチは必要不可欠です。自身の美容室に近いエリアの美容学校を大まかにでも把握しておくことは大切です。ターゲットとなるエリアの美容学校に、会社案内などのパンフレットを持参し、挨拶をしに行っても良いと思います。
その際は、事前に就職担当の先生にアポをとり、自身の美容室に学校の卒業生がいれば共に出向くのが良いでしょう。地道な活動となりますが、先生との信頼関係の構築は採用につながりやすくなります。また、各美容学校が主催する企業説明会もあります。費用は0円から会場費約5000円とお手頃ですし、多くの学生と交流ができるため効果的です。
美容学校の先生と交流を持ち、信頼関係を築くことが出来れば、採用成功に大きく近づきます。なぜなら、学生たちは、就職先について、親以上に先生に相談しているというケースも少なくないからです。
リクルート用のSNS運用
SNSからの採用は馴染みがあり1番気軽に行えます。そのため多くの美容室が取り組んでいる採用方法です。無料で始められ、Instagram、Twitter、facebookなどを欲しい人材にあわせて活用することができます。
美容師の採用に関してはInstagramが最も効果的であり、多くの店舗がしのぎを削っています。人気の美容室であれば、美容学生なども注目してフォローしている事もあるため効果的に働く場合があります。
美容師の採用を成功させる鍵
自社の採用活動をしっかりと把握すること、そして実際にどのような行動を起こすことが必要なのかをご紹介してきました。正解は、一つではありません。多くの美容室があり、その数だけさまざまな採用手法・戦略・施策があるのです。
それぞれの美容室に魅力的な部分があります。しかしその魅力をしっかり求職者に伝えることができないと、採用につながることはありません。
そこでおすすめなのがプロを頼るということです。
広告の出稿から採用サイトへの導入、SNSの運用などは時間と知識を要します。そのため通常の業務にプラスして行うのは難しいでしょう。
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